バングラデシュ人民共和国。そこは古代仏教国。

南アジアで急速に発展しつつある喧騒と砂埃の大都会ダッカからバングラデシュの旅は始まります。
政情不安や貧しい国というイメージ強く、遠い存在になりがちなこの国も一歩足を踏み入れると人々のエネルギッシュな活力に満ち溢れた姿に驚きます。
彼らは外国人が珍しく何処に行っても大勢の人々に囲まれ、5人が10人、そして20人と連れ立って歩く姿は人気スター気分です。
彼らは、困っていることは無いか?と気遣ったり、手を引いて道案内したりと、ともて人懐っこく親切です。
一方、ダッカでは仕事を求め大勢の人々が集まる中で、路上生活を余儀なくされるストリートチルドレンに「今何がしたい?」と質問しました。みんな口々に「思いっきり働きたい」「好きなだけ勉強したい」と目をキラキラ輝かせながら笑顔で答えます。
バングラデシュはイスラム教が90%近くを占め、ラマダン(断食)や毎日の礼拝を初め「身を律する」習慣があり家族や社会に対する思いやりの強さを感じるとともに、私たちは家族や祖先を振り返る時間が減りだしている事に気付かされます。
「人間にとって大切なものは何か?」
時間に追われる私たちに、こんな単純な問いかけを彼らは純粋な微笑みでやさしく教えてくれそうです。
バングラデシュは36年前に国民の尊い命の犠牲の上に独立を勝ち取りました。聖なるガンジスを含む河に囲まれた世界最大のデルタ地帯です。
国土は147,570キロ平方メートルの大きさに対し人口は年々増加し、狭い国土に乏しい資源。季節は雨季と乾季に分かれ、洪水と渇水のもたらす被害は深刻です。さらに飲料水のヒ素汚染問題や気候変動による海岸の浸食及び地下水の海水化問題など厳しい自然災害さえも、 あるがままに受け入れ、あるがままに生きている彼らの姿に感動し、そこには無心でカメラのシャッターを押している私たちがそこにいます。

国旗の由来
緑は若者と緑豊かな国およびイスラムのシンボルカラー、赤は独立の為に流された血と太陽をあらわしています。 日の丸を参考にしたともいわれています。
首都: ダッカ 面積:14万4千平方km 人口:1億2,925万人 言語:ベンガル語(公用語)、英語 通貨:タカ
※2004年2月調査
参考リンク先東方観光局(バングラデシュの詳細データがご覧なれます) 
         在日バングラデシュ大使館(バングラデシュへの訪問や観光など色々なことが載っています)

 
ノクシカタ
ノクシカタノクシカタ
ノクシカタはベンガル地方の伝統的な刺しゅうです。もともとは着古されたサリー(女性用の一枚布でできた衣装)やルンギ(男性の筒状の布の衣装)を3〜4層に重ね合わせ、密な刺し子を施して冬用の布団やベッドカバーなどに再利用するために生まれた実用的な技術です。特徴は様々な色でモチーフの刺しゅうを中央、四隅、縁の順で施していき、その後に布と同じ色の糸で空いた部分をびっしりと縫い込んでいく点にあります。
模様の種類は、植物や動物の模様やバングラデシュの生活風景が刺繍されています。女性達が針に願いと祈りを込めて家族を思いながら縫い上げています。

バングラデシュの国花スイレン
ノクシカタスイレン(睡蓮) Water Lily
熱帯から温帯にかけて分布するスイレン科スイレン属の水生の多年草の総称。日本では、ふつう外国から導入した観賞用の洋種スイレンをさす。スイレン属の野生種は世界に約50種あるが、日本にはヒツジグサ1種のみが分布する。交配種や園芸品種は、池や沼、植物園などでいろいろな種類が栽培されている。夏にはいけばなとして水盤に生けられることもある。水位が安定している池などに生息し、地下茎から長い茎を伸ばして、水面に葉や花を浮かべる。 葉は円形から広楕円形で円の中心付近に葉柄が着き、その部分に深い切れ込みが入る。
葉の表面に強い撥水性はない。根茎から直接伸びる花柄の先端に直径5-10cmほどの花をつける。
遺跡と独立戦争が語るバングラデシュ

独立戦争を描いた壁画
小学校の壁に独立戦争の絵が描かれています。

独立戦争の勝利を記念する像
1971年、流血のから誕生したバングラデシュ国家の誕生とそれを勝ち取るための独立戦争は、 多くの人の記憶から今も消えることのない現代史上の重要な出来事です。

バゲルハット・モスク
世界でも珍しいイスラムの都市遺跡。 いかなる現代前衛建築もこれだけの不思議な空間を演出することは不可能に思えます。

ショヒド・ミナール
1952年の言語運動の犠牲者を追悼する碑。中央の柱は母なる大地、左右4本の柱は犠牲になった4人の学生を表す。
首都ダッカのゴミの山

ゴミ箱の周りに集まる人
ゴミをあさる人たち。都市部の貧困が目立つワンカット。

商店が並ぶ道に捨てられたゴミ
商店の建ち並ぶ道路にゴミの残骸が放置されている。

道路に捨てられたゴミの残骸
首都の道路にはゴミの残骸が多々ある。町の不衛生さが目立ち衛生管理がまだ行き届かない町の現状。

路地に捨てられたゴミの残骸
道路に捨てられたゴミの残骸。道路のあちこちに捨てられている。
バングラデシュの田舎と都会

田舎の台所

田舎の家

都会のビルを支える竹
断層が通っている為、竹で支えているビルは、ひとたび地震がくれば崩壊してしますだろう。

路上で暮らす人々
都会では家を持たない人たちが多く住んでいる。

路上で暮らす人々
都会では家を持たない人たちが多く住んでいる。

路上で暮らす人々
自転車の空気入れや整備をする兄弟。

スラム街に暮らす人々
川の上に竹とトタンで建てた家に大勢ですむ人達。

首都ダッカの公園は娼婦達が暮らす
家もなく暮らす娼婦の子供達に将来の夢は?と尋ねると「働きたい!」と目を輝かせながら元気いっぱいに答えた。
バングラデシュの商店

喫茶店
日本でいえば喫茶店になります。

コンビニエンスストアー
日本でいえばコンビニエンスストアーになります。

ヤシの実ジュースのお店
ヤシの実を売っています。先端をカットしてストローで飲みます。

散髪屋さん
バングラデシュの人はほとんど同じ髪型だそうです。

八百屋さん
多くの種類の野菜が売られています。

まめ屋さん
まめを売り歩くおじさんです。
   
首都ダッカのブリゴンガ川で生活する人々

川が生活の一部になっています
ブリゴンガ川を交通路として使用しています。竹で支えるビルは驚き!

竹で建物を支えています
ビルをよく見ると竹で支えいます。倒れそうで怖いビルでの生活。

船で移動する人達
ブリゴンガ川を船で移動する人達。交通手段の一つです。

ボートで鬼ごっこ
ボートで遊ぶ青年達。ブリゴンガ川はみんなの遊びと生活の場。

ブリゴンガ川の様子
生活の一部になっているブリゴンガ川。

ロケット・スティーマー
バングラデシュに欠かせない客船ロケット・スティーマー。
   
バングラデシュの主食

カレーが主食です
朝昼晩とカレーがでます。お辛さもマイルド、香辛料も淡泊と日本人好みです。

甘いおやつ
おやつをナスタといい牛乳、豆、砂糖を混ぜて作ります。とっても甘い。
ダッカ大学の学生達

ダッカ大学の通路
学生達の会話が聞こえるようだ。

ダッカ大学の外観
煉瓦色と緑のコントラストがきれいな大学

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